【提案紹介】滋賀・KYB31532の重量不良改善

【報告者】 滋賀生技G:松生G長 【提案者】加藤秀樹(代表)【評価】銀賞(34点)・3万円
【審査側】 小林常務・辻本室長・岡本担当(2026/8/7決裁)

【改善の背景】
新規導入したプレス設備で量産を開始したところ、重量不良が多発し不良率が約12%に達していたことが改善活動の発端となった。QCサークルでは品質ロスのワースト案件の中から、あえて難易度の高い課題へ挑戦することになりました。

【改善内容】
改善では、重量不良の要因を設備条件と設備環境の両面から解析した。設備条件では、フィーダーのセンター位置や整形条件を見直し、材料供給位置を適正化したことで成形品質を安定させた。また設備環境では、ウェイトチェッカーが周囲の振動やベルトとの干渉、風の影響を受けて計量精度が低下していたため、防振対策を実施し、振動の影響を抑制した。製品そのものだけでなく、設備周辺環境まで含めて総合的に原因を追究し、複数の要因を同時に改善した。

【効果と費用の内訳】
フィーダー条件の最適化とウェイトチェッカーの防振対策により、重量不良率を約12%から約2%まで低減し、月額約78万5千円の品質ロス削減を実現した。改善は設備調整と防振対策が中心で、大きな設備投資を伴わない高い費用対効果が得られた。

【審査コメント】
難易度の高いテーマに挑戦し、大きな成果を上げた点が高く評価された。一方で、今回の改善内容は本来設備立ち上げ時に確認すべき基本事項であり、初期段階で対応できていれば不良発生を防げた可能性があるとの指摘もあった。改善後も不良率は約2%残っているため、1%以下を目標とした継続改善への期待が示された。今回の知見を他製品や新規設備立ち上げ時へ横展開すること、QCサークルで得られた大きな改善成果は積極的に改善提案制度へ申請し、活動メンバーへの評価やモチベーション向上につなげてほしいとの助言がなされた。

★QCの成果は提案対象です

QC活動で実施した改善は提案対象となります。

QC活動は成果より、成長につながる活動であったか?というプロセスが評価される活動なので、効果金額が年間1千万でも銅賞(5千円)になることがあります。

そのようなケースは効果が大きく加点される提案制度を利用してください。QC・提案・役員賞の3つの同一案件による受賞が制度上可能です。

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